ライセンスに関すること
ライセンスを受けなければ使用できないもの、SIGやAllianceなどの協会に加入しなければ使用できないものがあります。
WiFi Alliance
WiFiに関しては、WiFi Allianceに加盟しなければ、無線LANをWiFiと呼んではいけません。
また、WiFi Allianceでは他社の機器と相互試験を行います。
Bleutooth SIG
Bluetooth SIGに加盟しなければBluetooth製品を製造・販売してはいけません。
Bluetooth SIGでは相互認証を行い、機器の認定を行います。
HDMI製品を製造・販売する場合にはHDMI Allianceに加入する必要があります。
HDMI Allianceに加盟しなければ、HDMIを使用することはできず、HDMIロゴを表示することもできません。詳細はこちら(HDMIライセンスをする)でご確認ください。
HDCP
HDMI経由で画像や音声の信号を出した時に、著作権保護コンテンツにカギを掛ける方式の一つとなります。HDCPを扱う場合は、DCP LLCに加入する必要があり、4Kコンテンツの表示にはHDCP2.2のライセンスを得る必要があります。
MPEG LA
MPEG LAはパテントプール団体の名称です。動画のMPEGの団体とは関係がありません。
MPEG LAが管理している標準規格としては、MPEG-2 、MPEG-4 (パート2)ビジュアル、 IEEE 1394 、 VC -1 、 ATSC 、 MVC 、 MPEG-2システム 、 AVC / H.264、HEVCがあります。これらの技術を使用するときは、MPEG LAからライセンスを受けなければなりません。
Display Portに関する各種特許などの権利関係もMPEG LAで一括してライセンスを取れます。MPEG LAが介在していない場合は、使用している特許ライセンス料を個々の企業に支払わなければなりませんが、MPEG LA社によってDisplayPortの必須特許ライセンスがまとめられているので、MPEG LA社による一括徴収となっています。
HDBT (HDBaseT)
イスラエルのValens社他数社で立ち上げた業界団体です。HDMI、シリアル・コントロール信号、10BaseT信号、100Wまでの電源をCAT5eのLANケーブル1本で送信することが可能な規格です。
結婚式場、会議場、会議室などHDMIによる画像伝送に対応しなければならないが、HDMIの規格が4mであるため、広い場所で使用できないとディメリットを100mまで延長できるようにしたものです。結婚式場、会議場などで標準で使用されているスイッチャーやプロジェクタには殆ど内蔵されています。
知的財産に関すること
輸入するときに知っておくべき法令や制限、自主規制