行政書士 EIL国際法務事務所

パラメータシートと項目別対比表の違い



では、実際のパラメータシートと項目別対比表の違いはなんでしょうか。

まずは、パラメータシートを見てみます。

パラメータシートは回答が2列に分かれていて、全部右にチェックされれば、該当となります。
ひとつでも左にチェックがあれば、非該当となります。

なので、答えは「はい」や「いいえ」が混ざっています。
非該当になれば、その下の答えは不要ですので、矢印がありません。

例えば、民生用のセルラー無線機であれば、bで「はい」となり、終了です。そして、一番下の非該当にチェックをします。該当の答えの場合は次々と新しい質問が現れ、矢印で次の質問に行きます。ここでは、ジャンプはありませんが、「はい」と付けたら、「次のページへ」のような矢印のものもあります。この場合は、途中の質問は一切無視して、矢印とおりに進みます。大変分かりやすいですが、パラメータシートは全ての条文に対応しているわけではないので、ご自分の製品がここにあれば、便利と言うことになります。

では、同じケースを項目別対比表で見てみましょう。



これは、ほぼ条文通りだということがお分かりになると思います。但し、判定の項目が○×ーで付けるようになっています。

カッコの印が【】なら○で該当、×が非該当となります。×であれば、そもそもこの項目別対比表が適切でないので、適切な用紙を探してください。

《》に○が入れば、除外項目ですので、以下は判定せずに、右下の欄に非該当をチェックしてください。

[ ]の部分に○が入れば、該当ですが、上の質問に「全てに該当するもの」とあれば、ひとつでも×があれば、判定結果は非該当となりますが、「いずれかに該当するもの」とあったら、ひとつでも○があれば該当という判定になりますので、よく条文を見て判定を下してください。

項目別対比表は間違いやすいので、パラメータシートが人気です。なので、該非判定のことをパラメータシートを下さいという人がいます。

分かりやすいのはパラメータシートですが、条文に沿ってあるので、全ての項目が判定できるという点は項目別対比表となります。判定はどちらのフォーマットで行っても構いません。ちなみにパラメーターシートも項目別対比表もどちらもCISTECで作ったもので、CISTECで販売しています。
また、該非判定を作成するだけでなく、御社が自身で作成できるようになるよう指導も出来ます。
輸出者遵守事項や社内体制の構築、CPの作成のお手伝いもいたします。

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